こんにちは!
淀屋橋odona店のタケヒロです。
今日もやります。洋服トリビア!
★☆1つ目☆★
~ベルトの正しい長さの選び方~
ベルトの正しい長さの選び方ですが、長さの前にベルトのどの穴を使うのが正解なのかを知らないといけません。
一般的に市販されているベルト(メッシュタイプは除く)にはたいてい5つの穴が開いています。この5つの穴の中でどれを使うかというと…基本的には真ん中の穴を使用して下さい。ベルトに付いているサイズ表記も真ん中の穴が基準となっています。(←意外と全長のことだと勘違いしている方が多いんです。)
真ん中の穴を使うのには理由があって、パンツのウェスト部分の生地の厚みには物によって違いがある&シャツを入れるかどうかでウェストの外周が変わるのでその誤差をカバーするために普段は真ん中、状況によって一つ内側or外側という風にするんです。(男性の場合は食事の前後で大きくお腹の出方が変わる方が多いというのも一つあります。)
なので、もし長さを詰める場合は必ず真ん中の穴までの長さを測ってあげるようにして下さい!
そして、メッシュタイプの場合ですが…これはちょっと特殊で、ベルトは留めた穴の位置から端までが15cm~20cmがもっとも美しいとされているので”端から15cm~20cm”を基準に考えてもらうとバランスよく決まると思います♪
※ただし、ベルトによっては端を少し垂らして使うようにデザインされているものもありますのでその場合は店員さんに相談してみて下さい♪
★☆2つ目☆★
~良いジャケットの見分け方~
そして2つ目は良いジャケットの見分け方です。
まぁ、人によって良し悪しは変わってくるので一概にコレがいい、アレが悪いと決めることはできないですが、ジャケットを作る上でこだわりのある職人さんが気をつけているポイントがあるそうなので、それがどういった部分かご紹介いたします♪
ここがちゃんとしているジャケットはある程度安心できるというポイントなのでお買い物の際に参考にしてみて下さい。
①袖の付け根のシワ
②ラペルの芯地
この2点です。意外と少ないと思われましたか?
正直、シルエットやゴージラインなどは各ブランドそれぞれにこだわりがあるので比較できるものではありません。しかし、上記の2つに関してはどのブランドであっても上質なものを生み出すために共通のこだわりなのです!
ただ、この2つのこだわりは長年のノウハウや手間が非常にかかるものなので、形だけ似せた安物には見られない特徴でもあるのです。では、実際に写真で見て行きましょう。
肩の袖の付け根部分にシワが何本も入っているのがわかりますでしょうか?
コレがちゃんとしているジャケットの例です。
え?元々シワが入ってるのなんて買えるかい!!って?
このシワにはちゃんとした理由がありまして、ハンガーにかけている時の肩の前後幅というとだいたい5cmくらいですよね?対して、人間が来た時の前後幅は軽く15cm弱くらいになるんです。このシワは着た時にちょうど肩に袖が沿うように裁断しているために薄いハンガーにかけるとシワが寄ってしまうという事なんです。
そして、このシワに長年のノウハウが詰まっているわけです。この生地の時は肩のどの位置にどのくらいの幅で何cmのシワを入れるか・・・はそう簡単に真似できるものではありません。加えて、安価なジャケットを製造しているところは店頭で並んでいる時の美しさを求めるので、余計にシワを入れるのを嫌がるんですね・・・
ラペルの折り返しの部分がふんわりと丸く返っているのが分かりますでしょうか?
ジャケットのラペルやシャツの襟など形が崩れて欲しくない部分には生地の裏に芯地というものが入っているのですが、良いジャケットはこのラペル部分の芯地がふんわりと丸く返るように作ってあります。
見た目に立体感が出るのでVゾーンにボリュームが出るためこだわりのジャケットブランドはもれなくこういった作りになっているのですが・・・なんせ裁断工程・縫製工程・染色工程・プレスなどの仕上げ工程の全てで手間がかかるためやはり安価なジャケットでは敬遠されがちの仕様です。
クリーニングに出す際も一言「ラペルをぺちゃんこにしないでね!」と付け加えておいたほうが良いポイントでもあります。
という2点に注意して選んでいただくと、そのブランドやお店がジャケットに対してどういう考えを持っているか?というのが分かるのでお店選びの基準にもなりますよ!
というわけで今日はコレまで!
次回は
~デニム?ジーンズ?~
~デニム?ダンガリー?シャンブレー?~
の2本でお送りします♪お楽しみに~♪
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