こんにちは!
淀屋橋odona店のタケヒロです。
さてさてゴールデンウィーク最終日ですが皆様はいかが過ごされましたか?
今年のゴールデンウィークは多い所では10連休というところもあるようで・・・うらやま・・・イヤイヤ・・・のんびりされた方も多いかと思います。
少し前から羽田発の直通便ができたということで石垣島が今、大人気のようで昨日の友達の結婚式でも話題に上がっていました♪
そんなゴールデンウィークですがTORAYAは元気に通常営業しております!
そんなわけで僕の自己満足不定期連載「今さら聞けない洋服豆知識」の第5弾でも投下しようと思います(*´ω`*)
★☆1つめ☆★
~デニム?ジーンズ?~
今日のネタは混同してしまいがちなもののご紹介です。
まずはジーンズという言葉。皆様はジーンズと言われて何を思い浮かべますか?
おそらく殆どの方がインディゴ染めのリベットの付いた5ポケットのパンツを連想されるはずです。
間違いではないんです。実際に服屋でもそういう案内の仕方をするお店がありますので…
ただ、正解ではないんです。本来ジーンズという言葉はリベット補強された5ポケットのパンツを指す言葉で、生地が何であるかは関係ないんです。
ウール生地なら”ウールジーンズ”、コーデュロイなら”コーデュロイジーンズ”という具合に使用します。
これはジーンズの歴史と関係あるのですが、元々ジーンズはゴールドラッシュに湧くアメリカの鉱山夫がより耐久性の高い動きやすいパンツを求めて作られたもので、最初は安価な帆布(キャンバス生地)を使用して作られていました。
その後、鉱山の周りでガラガラヘビに噛まれるという事案が発生したために蛇よけ・虫よけの目的でインディゴ染めされたデニム生地が使用されたのがデニムジーンズの始まりとされています。(コレも諸説ありますがその話は後ほど…)
ということでデニムのジーンズが種類が多いというだけで、決してジーンズという言葉がデニムのジーンズを指すというわけではないということです。
はい!次!
★☆2つめ☆★
~デニム?ダンガリー?シャンブレー?~
雑誌などを見ているとよく出てくる上記の3つの言葉。
それを紐解くにはまず”デニムとはなんぞ?”という事を知らないといけません。
デニムとは・・・縦糸に色糸(主にインディゴ染め)、横糸に白糸を使用した綾織りの織物。
綾織りというのは上の絵のような織り方です。縦糸3本に対して横糸を1本交差させて織るのが最近のデニム生地の主流となっている”3/1綾”の織り方と言われています。
こうして色糸と白糸の交差の仕方で表に色糸の色が、裏に白糸の白が強く出るようになります。また交差しているところに沿って斜紋線(綾目)と呼ばれる畝ができるため独特の風合いになるのも特徴の一つです。また、その織り方からやや肉厚の大変丈夫な生地になるので、作業服やカバンなどにも活用されています。
そして”ダンガリー”
これはデニム生地の一種で上記のデニムとは逆に縦糸に白糸、横糸に色糸を使うのが特徴。
デニムよりも薄手に仕上がるため主に作業着のシャツなどに使用された生地。ただし、最近のダンガリーと呼ばれている生地は平織りのものが殆どでデニムよりはシャンブレーに近いものとなっている。
最後に”シャンブレー”
シャンブレーはデニムと同じように縦糸に色糸、横糸に白糸を使用した平織りの生地。
非常に薄く・柔らかく仕上がるのと同時に表面が霜降りのような独特の風合いになるのが特徴。
構造的には最近のダンガリーよりもデニムに近いはずなのに「平織りのデニム」という二つ名をダンガリーに持っていかれた悲劇の生地。
それなら!と独特のムラ感のある風合いで勝負しようとしたけれど、後染めウォッシュ加工の生地の台頭に抗えずにイマイチ存在感を発揮できないかわいそうな奴です・・・(´Д⊂グスン
というわけで今日はここまで♪
どうでしょうか?意外と勘違いして覚えていたことも多いんではないでしょうか?
ま、
覚えてもそれほど役には立たないんですけどね(笑)
頭の片隅にでも置いておいてやって下さい♪
次回は
~シャツのサイズの選び方~
~シャツの襟の種類~
でお送りしたいと思います。
ではまた~♪
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